大腸内視鏡検査
Colonoscopy
2017年の統計でがんによる死亡数をみると、大腸がんは女性で1位、男性で3位でした。
大腸がんは早期発見・早期治療で95%以上が治ります。
必要なタイミングを逃さずに内視鏡検査を受けていただくことがとても重要です。
便秘・下痢の方(特に最近便の出方が変わってきた方)
便潜血検査で陽性になった方
血便がある方/貧血がある方
過去に大腸ポリープを指摘されたことがある方
大腸癌にかかられた血縁者がいる方
すべて女性スタッフによる対応
トイレ付き半個室のスペースを2箇所準備
丁寧な挿入を行います。
希望に応じて鎮静剤(ミダゾラム)を使用します
15,000件を超える内視鏡検査(上部・下部)の実績
2018年度の大腸内視鏡検査件数は739件で
大腸内視鏡検査の質の指標とされる腺腫発見率は51.8%でした。
消化器内視鏡学会の推奨する高水準消毒(過酢酸)を行います。
処置具はディスポーザブル製品を使用します
※高水準消毒を行うこと、ディスポーザブル製品を使用することは
コストがかかりますが、これらはクリニックの負担であり
皆様に余分な費用を請求することはありません。
当院は利益の追求ではなく
「患者さんにとってより良い内視鏡検査を提供する」という
こだわりを追求したいと思っております。
大腸内視鏡検査においては、
1件につき十分な観察時間を確保してポリープを逃さず見つけ、
できるだけ多くのポリープを切除したいと考えておりますが、
それには時間と労力がかかります。
そのため、診察・検査において多少の待ち時間が発生する可能性がありますが、
どうかご了承いただけますようお願いいたします。
肛門から細長いスコープを挿入し、大腸全域を観察する検査です。
大腸は曲がりくねっているので胃に比べ、挿入方法はすこし複雑ですので慎重に挿入していきます。
盲腸まで到達したら、スコープを抜きながら大腸粘膜をできるだけ丁寧に観察していきます。
病変が見つかれば、スコープの鉗子口(かんしこう)を
通じて様々な器具を用いて組織採取やポリープ切除などの処置を行います。
オリンパスおなかの健康ドットコムより
当院での大腸内視鏡検査は、安全に検査を行うために
事前の診察をお願いしています。
問診、血液検査などを行い、検査の説明や注意事項をお伝えします。
(他で最近血液検査をした方は当院での採血が不要となる場合もありますので、
直近の血液検査結果があれば持参してください)
食事は消化の良いものをとってください。
21時頃に事前診察でお渡しした下剤を内服してください。
当日の朝食はとらないでください。
(検査時間まで水のみ可)
9時50分に来院してください。
トイレ付き半個室または検査専用の待合室でゆったり下剤を飲んでいただきます。
飲み始めて1時間くらいで便が出始めます。
何度かトイレに行き、便が水のように透明になったら検査開始です。
8時頃より下剤を飲み始めてください。
1時間くらいで便が出始めます。
多くの方は2〜3時間できれいな便になります。
13時頃に来院していただき、便がきれいになっていることを
確認してから検査開始です。
検査開始時に腸の動きをやわらげる薬を注射します。
鎮静希望をしている方は点滴をして横から眠たくなる薬をいれます。
肛門から大腸カメラを挿入します。
大腸カメラが大腸の一番奥の盲腸に到達するまで平均5分前後ですが、
腸が長い方やお腹に癒着がある方等でもっと時間がかかる場合があります。
カメラが盲腸まで到達したら丁寧に観察しながら抜いていきます。
観察時間は平均15分前後です。
途中ポリープが見つかれば、事前に同意をいただいている方は
その場でポリープを切除します。
1つのポリープを切除するのに数分〜5分ほどかかります。
直腸まで戻ってきたら、カメラを抜いて検査終了です。
鎮静剤を使わなかった方は、着替えた後で
結果説明を行い帰宅となります。
(ご希望があれば院内でしばらく休んでいただくことも可能です)
鎮静剤を使った方は、鎮静剤を使用した時間から
2時間は院内で慎重にお体の様子を観察させてください。
その後結果説明を行い帰宅となります。
★当日車や自転車の運転は禁止です。
★鎮静剤を使った方はできるだけご家族の方に付き添ってもらっての帰宅をおすすめします。
生検やポリープ切除をした方は、後日外来で結果説明を行います。
土曜午後は電話が繋がらないことがありますのでご了承ください。 予約外でのご来院は長時間お待たせしてしまうことが多いため、可能な限り事前にご予約をお願いいたします。